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腸腰筋。
比較的よく耳にする筋肉の名前です。
腸腰筋とは?
腸腰筋とは、股関節の深部にある筋で、腸骨筋、大腰筋、小腰筋の3つを総称したものです。
主な作用としては、股関節を屈曲させることです。
歩く際に足を前に振り出す際や、階段昇降で足を持ち上げる際に、働きます。
この筋が弱くなると、足が床に引っかかったりして転倒のリスクが高くなったりするため、
高齢者のロコモ体操の中に組み込まれていることが多いと思います。
また、股関節を曲げる作用があることから、姿勢に大きく関与しているとも言えます。
この筋が硬くなると、骨盤が前傾し、その結果腰椎の前弯が強くなり腰痛を発生させることにもなりかねません。
そうしたことで、腰痛体操の中にも、この筋のストレッチが組み込まれていることが多いと思います。
今回は、腸腰筋のストレッチ方法をいくつかご紹介したいと思います。
ではやり方です。
ストレッチの方法
仰向けになります。
片側の膝を曲げ、両手で膝を抱えて手前に引きます。
反対側の股関節前面、腸腰筋のストレッチができます。
(下のイラストの場合、伸ばされているのは、左側の腸腰筋です)
別のやり方を、ご紹介します。
両手をついてしゃがみ込んだ姿勢から、大きく一歩後方に足を引きます。
足を引いた方の腸腰筋が伸ばされます。(イラストでは左側)
病院での臨床では、先に説明したものの方が、よく使われるかもしれません。
用途に応じて、是非取り入れてみてください。(また、やってみてください)
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