朝ドラ「半分、青い」の中の片耳難聴の描き方

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僕が朝ドラを最後にみたのは「あまちゃん」です。

それ以来、朝ドラは観ていなかったのですが、

今回の「半分、青い」はちょっと興味があり、観始めました。

 

と言うのも、主人公のヒロインが片耳難聴という設定だからです。

ストーリーは、幼少期に「おたふくかぜ」で片耳の聴力を失ったヒロインが、

故郷の岐阜と東京を舞台に高度成長期から現代までを駆け抜けるというものです。

今のところ、片耳難聴の「あるある」が、自然に描かれていて、良い感じです。

それは脚本家である北川悦吏子さんご自身が、「聴神経腫瘍」で片耳難聴になったご経験があるからだそうです。

「半分、青い」のタイトルについて、ご本人がインタビューに答えています。

『今から3年前に、私自身、左耳を失聴したのが始まりです。ちょっとショックではあったんですが、傘を差すと左側だけ雨音が聴こえず、雨が降っていないようかのように感じるのが面白くて、「これはドラマになる」と思いました。片耳の聴こえないヒロインが、傘を差しながら空を見て「半分、青い」とつぶやくー。そんな情景が浮かんできたのです。(NHKホームページより)』

僕も失聴になって、これと全く同じことを感じましたが、

脚本家の目を通すと、ドラマチックになりますね。

このドラマには、その他「片耳難聴あるある」がたくさん出てきます。

 

例えば、

遠くから呼ばれても、方向が分からずキョロキョロしてしまうシーン。

二人で歩いていて、すかさず聞こえる方にポジション変更するシーン。

騒がしいところが苦手だと告白するシーン。

全て共感します。おもわず「あるある」と膝を叩きそうになりますね。

 

片耳難聴という要素は大切な役割を果たしながらも、

決して重くならず自然なかたちで溶け込んでいます。

 

僕が片耳を失聴してから、そのことが僕という人物の重要な部分を形成してしまったかのように感じていたのですが、

これも考え方次第かもしれません。

 

ドラマの中では、障害が大げさにならず、それでいて軽んじられることもなく、

絶妙のバランスで語られているように思います。

ヒロインほどの度胸も思いっきりのよさもない僕ですが、

ヒロインのスズメちゃんから、少し勇気をもらいながら、

これからも観ていこうかと思います。

 

今度は自分自身が体験した「片耳難聴あるある」を書いてみようかと思います。

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