中殿筋とは?その作用とは?
中殿筋は、股関節の外側に位置している重要な筋肉です。
その主な作用は股関節を外側に広げることですが、
もっと大切な作用は、立ったり歩いたりするときに股関節を安定させることです。
中殿筋の筋力低下が起きると、立位や歩行時に骨盤の安定性が得られず、
反対側の骨盤が下がってしまう「トレンデレンブルグ徴候」が出現することもあります。
トレーニングの際に代償動作が出やすいので、指導者の方にとっては自主トレ指導が難しいものの一つだと思います。
運動の方法
ではやり方です。
横向きになります。下側の脚は曲げて安定させてください。
上の脚を天井の方に向かって持ち上げ、5秒程度保持したら、ゆっくりと下ろします。
代償運動に気をつけよう
中殿筋が弱いと、骨盤の挙上や回旋で代償しようすることが起きがちです。
また中殿筋が弱いと、股関節を外旋させるといった代償運動が起きがちです。
そのほか、股関節を屈曲させて前側に出してしまうこともよくあります。
対象の筋が十分に収縮しているか、確認することが必要です。
「少しうつ伏せ気味になって、踵から持ち上げて」と伝えると、理解が得られやすいと思います。
ありがとうございました。
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