肩甲骨が外転しているとは、身体の外側に肩甲骨が位置している状態をいいます。
いわゆる「猫背」の姿勢です。
背中が丸くなている人は、大概そうなっているでしょう。
だから、逆に姿勢を良くしようとすれば、肩甲骨を内側(内転)に動かすことをすれば良いということにもなります。
ではやり方です。
椅子に座っても、立って行なっても構いません。
胸を張り両肘を内側に近づけるようにして、肩甲骨を内側に寄せます。
「肩甲骨の間に鉛筆を挟むように」と言って、
実際に患者さんの肩甲骨の内側を触ってあげると、理解しやすいかもしれません。
その後背中を丸くして、肩甲骨を開きます(外転)。
「外側から前方に出すように」といえばわかりやすいでしょうか。
それを繰り返します。
また、肩(肩甲上腕関節)に問題のある患者さんにも、
肩の運動の前に、肩甲骨の運動をするといい場合も多くあります。
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