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呼吸リハビリは、続けることで確かな効果を発揮します…だが、しかし
COPDなど慢性疾患のリハビリで運動を継続するには困難を伴います。
入院中はなんとか続けられても、退院後は止めてしまう方が多いのが現実です。
呼吸に関わる運動はしんどさや不安感が出やすく、「やらなきゃ」と分かっていても続かなくなる方も少なくありません。
そこで重要になるのが、患者さんの安全を守りながら前向きな気持ちを引き出す声かけです。
今回は、現場で安心して使える「無理なく続けてもらうための声かけ例」をご紹介します。

1. 息切れへの共感+安全確認
例:「少し息が上がってきましたね。今の範囲なら大丈夫です。苦しさが強くなる前に一度呼吸を整えましょう。」
• 息切れは必ずしも危険ではありませんが、状態を見極めながら声をかけることが重要です。
• 安全な範囲であることを伝えつつ、「休んでいい」という安心感も添えます。
2. 小さな達成感を具体的に伝える
例:「今日は昨日より1回多くできましたね。この積み重ねが体を強くしてくれます。」
• 成果を具体的に数字や回数で示すことで、努力が可視化されます。
• 小さな進歩でも必ず言葉にして称賛します。
3. 日常生活へのメリットを結びつける
例:「この練習を続けると、買い物や階段が少し楽になるはずです。」
• 「何のためにやるのか」を患者さんがイメージできるようにすることで、継続の動機づけになります。

4. 分割での実施を提案
例:「一度に全部やらなくても大丈夫です。朝・昼・夜に分けてやってみましょう。」
• 負担感を減らし、息苦しさの悪化を防ぎます。
• 継続しやすい習慣づくりにも有効です。
5. 楽しみとセットにする
例:「好きな音楽を聴きながらやってみましょうか。」
• 義務感を薄め、日常生活に自然に組み込みやすくなります。
• 「楽しみながらやる」というポジティブな経験が継続を後押しします。
6. 自己コントロール感を持たせる
例:「きつくなったら止めていいです。そのタイミングを自分で決めてくださいね。」
• 自分でペースを決められると、「やらされている」感覚が減ります。
• 患者さんが自分の体と相談しながら進められる環境を作ります。
7. 成果を見える化する
例:「最初は15回だったのが、今日は20回できました。体が慣れてきていますね。」
• 数値や時間の変化を一緒に確認すると、モチベーションが維持されやすくなります。

まとめ
呼吸リハでは、安全の確認+ポジティブな意味づけ+小さな成功体験が継続のカギです。
患者さんの不安を和らげつつ、やる気を引き出す声かけを心がけましょう。
「無理なく、でも確実に」——
その積み重ねが呼吸機能と生活の質を着実に高めてくれます。
ありがとうございました。
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