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障害者への工夫は、誰にとっても優しい社会につながる
「障害者について考えることは、実は健常者について考えることだ」と言われることがあります。
私は難聴になり、さらに失語症を経験して、その意味を身に染みて感じました。
日常生活でも、仕事の現場でも、障害があるとどうしても困難に直面します。
しかし、その困難を少しでも軽くする工夫や制度があれば、生きやすさはぐっと増します。
そして気づいたのは、それは障害者だけのためではなく、健常者にとっても暮らしやすさにつながるということです。
◼️ 障害者への工夫が、みんなの助けになる瞬間
例えばこんな例があります。思いつくものをあげてみますね。
- バリアフリーの道やエレベーター
車椅子利用者を想定していますが、ベビーカーを押す母親(父親)や、重い荷物を持つ人にも便利です。 - 字幕や手話通訳
聴覚障害者に不可欠ですが、外国語を学ぶ人や騒がしい場所で動画を見る人にも役立ちます。 - わかりやすい言葉やピクトグラム
失語症や認知症の方への配慮ですが、外国人や子どもにも理解しやすい工夫です。ユニバーサルデザインですね。 - 自動ドアやセンサー式水道
手が自由に使えない人に配慮をしたものですが、医療スタッフなど衛生に配慮したい人にとっても助けになります。
◼️ 例えば私自身、文字起こしサービスに助けてもらってます!
特に私が助けられたのは、難聴者向けの文字起こしサービスです。
耳からの情報がうまく入らないとき、リアルタイムで文字にして表示してくれる仕組みは、仕事でも日常でも大きな支えになりました。
「耳で聞けない」というハンディを補うだけでなく、「聞き逃した言葉を確認できる」「騒がしい場所でも理解できる」という点では、健常者にとっても便利です。
実際、会議や講義で利用している人は増えていますよね。

◼️ 障害者に優しい社会は、誰にとっても暮らしやすい社会
このように、障害者のために作られた工夫やサービスは、結果的に誰にとっても役立ちます。
「障害者に優しい社会をつくること」は「健常者にとっても生きやすい社会をつくること」なのだと、私は自分の体験を通じて確信しました。
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