チーム医療のイラスト その51(カンファレンス)

チーム医療のイラスト その51(カンファレンス)

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リハビリカンファレンスで重要なポイント

リハビリカンファレンスを実り多いものにするための重要なポイントを簡潔にまとめました。

1. 目標の明確化と共有

カンファレンスの冒頭で、患者さんの最終的なリハビリ目標と、それを達成するための短期・長期目標を明確に提示し、参加者全員で共有しましょう。

目標が曖昧だと、議論が拡散しやすくなります。


2. 客観的情報の提示
患者さんの状態を説明する際は、主観的な意見だけでなく、数値や検査結果、具体的なADL(日常生活動作)の状況など、客観的な情報に基づいて報告しましょう。

例えば、「歩行が不安定」だけでなく、「TUGテスト〇秒、FRT〇cm、歩行時のふらつきは〇〇(具体的な動作)時に顕著」といった具体的な情報が重要です。


3. 多職種からの情報収集と意見交換
医師、看護師、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカーなど、他職種からの視点や情報を積極的に引き出し、それぞれの専門性を活かした意見交換を促しましょう。

職種間の連携が、より包括的なリハビリ計画に繋がります。


4. 課題と解決策の具体化
患者さんの抱える問題点(課題)を明確にし、それに対する具体的な解決策やアプローチ方法を議論しましょう。

単に「筋力低下」と報告するだけでなく、「どの筋群の筋力低下が、ADLのどの部分に影響しているのか、それに対してどのような介入を行うのか」まで具体化することが大切です。


5. リハビリ計画の具体化と役割分担
カンファレンスの最後には、決定されたリハビリ計画を具体的な行動レベルまで落とし込み、各職種の役割分担を明確にしましょう。

誰が、いつまでに、何を、どのように行うのかを共有することで、実行性が高まります。

 

以上これらのポイントを意識することで、より効果的なリハビリカンファレンスが実現し、患者さんへのより良い支援に繋がると思います。

 

カンファレンスのイラスト

カンファレンスの一場面をイラストに描いてみました。

 

 

 

 

 

別バーション。

 

 

ありがとうございました。

 

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