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関節可動域訓練(ROMex)を実践する前に〜
関節可動域訓練(ROMex.)を行うにあたって知っておきたいことは、用語の理解です。
医師やリハビリスタッフや普通に使う『屈曲』『伸展』『内転』『外転』『内旋』『外旋』等の言葉もリハビリスタッフ以外の人には馴染みがないものかもしれません。
今回、これらの用語を理解すること、その前提になる運動面についてイラストでご説明したいと思います。
運動面とは
関節の動きを理解するためには運動面の理解が不可欠です。
運動面は矢状面、前額面、水平面の3次元の面から成り立っています。
ではイラストでご説明していきますね。
運動面は矢状面、前額面、水平面から成り立っています
矢状面(sagittal plane)
人体を正面から左右の2つに分ける面のことです。
その面に沿った運動は屈曲(Flexion)と伸展 (Extension)です。
代表的なものを挙げてみます。
• 頸部の屈曲・伸展:うなずく動き、天井を見る動き
• 体幹の屈曲・伸展:前屈(お辞儀)や後屈(反る動作)
• 肩関節の屈曲・伸展:腕を前に上げる・後ろに下げる(例:フロントレイズ)
• 股関節の屈曲・伸展:脚を前に上げる(例:ニーアップ)、後ろに引く(例:ヒップエクステンション)
• 膝関節の屈曲・伸展:膝を曲げる(例:レッグカール)、伸ばす(例:スクワット時の立ち上がり)
• 足関節の背屈・底屈:つま先を上げる(背屈)、つま先立ち(底屈)
前額面(frontal plane)
前額面とは人体を前後の2つに分ける面のことです。
その面に沿った運動は側屈や外転、内転です。
代表的な運動を挙げます。
1. 側屈(側方屈曲)
• 首の側屈:首を左右に倒す(例:耳を肩に近づける)
• 体幹の側屈:体を左右に傾ける(例:スタンディングサイドベンド)
2. 外転・内転(Abduction / Adduction)
• 肩関節の外転・内転:腕を横に開いたり閉じたり(例:ジャンピングジャックの動き)
• 股関節の外転・内転:脚を横に広げたり戻したり(例:サイドレッグレイズ)
水平面(horizontal plane)
水平面とは人体を上下に2つに分ける面のことです。地面に水平になります。
CT、MRI画像で見る人体の輪切り映像は水平面なことが多いですね。
この面に沿った運動は内旋と外旋、また回旋です。
代表的なものを挙げますね。
• 頸部の回旋:首を左右に回す(例:振り向く動作)
• 体幹の回旋:上半身を左右にひねる(例:ロシアンツイスト)
• 肩関節の内旋・外旋:腕を内側・外側に回す(例:セラバンドを使ったインターナル・エクスターナルローテーション)
• 股関節の内旋・外旋:つま先を内側・外側に回す(例:クラムシェルエクササイズ)
以上は学生時代の教科書『運動学』(医療薬出版株式会社)を参照しました。
ありがとうございました。
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