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ハフィングとは
ハフィング(huffing)とは、術後などの痛みで強い咳をすることができない人に有効な呼吸技術です。
深く息を吸い込んだ後、短く強く息を吐き出します。
抹消気道に痰があるときに、これをすることで、中枢気道に移動させることができます。
通常の咳よりも穏やかで、気道にかかる圧力を減少させるため、特に気道の弱い患者に適しています。
ハフィングの方法
座位をとることができれば座位をとります。術後で座位が取れない場合はヘッドアップ位になります。
ハフィングにはゆっくり長いハフィングと速く短いハフィングの2種類あります。
通常一般に使われているはハフィングは速く短いハフィングの方です。
・ゆっくり長いハフィング(痰を抹消気道から中枢に移動させる方法)
少し息を吸い込みます。1〜2秒間止めます。
その後、ゆっくりと長く最後まで空気を搾り出すように息を吐きます。
・早く短いハフィング(痰を中枢気道から口の近くまで移動させる方法)←通常はこっち
•深く息を吸い込み、肺をいっぱいにします。
1〜2秒息を止めた後に、短く強く「ハッ」「ハッ」「ハッ」‥と音を立てて息を吐き出します。これを「ハフ」と呼びます。急に喉を開いて一気に息を吐くイメージです。
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必要に応じて数回繰り返しますが、疲労しないように注意します。
ありがとうございました。
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