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裸足で歩いていたお婆さんを発見した時の話
僕が入院していた時の出来事です。
昼間にお茶をたくさん飲んだためか、深夜に尿意をもようしました。
その頃は夜間歩行が許可になっていましたから、自分でベッドから起きてトイレに向かっていると、裸足で歩いているお婆さんを発見。
一瞬、「ひやっ」としてナースコールを押しそうになったけど、よく見ると
ペタペタペタ‥と足取りもしっかりしています。ふらつきもありません。
病院の規則通りなら、靴を履くことを促すところでしょう。
ですが、この患者さんは自宅ではいつものようにやっていたのだろうと考えて見過ごすことにしました。
まあ、そのとき僕はいち患者であって、病院スタッフではなかったし。
見るからに安全そうだったし。
入院中は患者に画一的に「踵のある靴を履くように」「スリッパは禁止」と指導すると思います。
でも自宅では、わざわざ室内靴に履き替えている高齢の人は少ないんじゃないかなあ。
裸足か、靴下、もしくはスリッパ。
少なくとも自宅で何を履いているかという聞き取りもしていないと思われます。
セラピストとしての僕の経験でも、リハビリで自宅での履き物を想定した歩行練習をしたことは、あまりありません。
在宅で転倒するケースが多いのに、この視点が抜けているのはちょっと問題かもしれません。
あと、話は少しズレますが、
入院中に転倒するケースは、普段布団で寝ていた患者が、入院してベッド生活になって混乱することが多い印象を持っています。
これに関しては入院時の情報収集として聞き取りをしているところもあるでしょうね。
最後までお読みいただいて、
ありがとうございました。
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