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作業療法(新聞紙をちぎる作業)とは
新聞紙をちぎる動作は、脳卒中などで片麻痺になった方の上肢の機能訓練によく用いられます。
麻痺が重度の方は、新聞紙を押さえることで、『押さえ手』としての役割獲得を目指します。
動作は両手を使わなければならないことが多いですが、麻痺側の手を補助として使えれれば、様々な動作が可能になります。
一方、麻痺側手指の機能が比較的良好な方は、新聞紙をつまんでちぎる動作を行います。
その際、新聞の張りを感じながら、力の強弱をコントロールすることが必要です。
力を入れ過ぎると破れてしまいますし、かといって力が弱過ぎるとちぎれない。微妙なんですね。
訓練の難易度を上げるには、定規を使用する方法や、また定規を使いながら、ちぎる新聞紙の幅をより細くする方法もあります。
作業療法(新聞紙を千切る作業)のイラスト
麻痺側の上肢をテーブルの上にのせます。
その際、新聞紙が動かないように押さえます。
非麻痺側の手で新聞紙を裂いていきます。
ありがとうございました。
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