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人工呼吸器とは
人工呼吸器は簡単に言うと、人の代わりに呼吸を代用する機械のことです。
100％呼吸を人工的に助けてくれるものから、僅かに介助をするものもあります。
それは患者の状態によって医師が選択します。
よく間違われることは、人工呼吸器は呼吸不全を治療するわけではないことです。
あくまで、一時的に（長期の場合もあるが）呼吸を補助しているだけです。
今回は人工呼吸器のイラストを簡単に描きました。（かなり適当な部分もあるのは、ご勘弁を。）
人工呼吸器装着患者の観察について
以下のことに注意しています。検査データも大切ですが、フィジカルアセスメントが非常に大切です。
・酸素化：
FiO2、PEEP、SpO2、PaO2、HR、P/F ratio（PaO2とSpO2の比）
・血行動態：
心拍数、HRの変動、不整脈、心筋虚血の徴候、昇圧薬の使用
・自発呼吸：
呼吸回数、一回換気量、分時換気量、RSBI（f/Vt)、呼吸性アシドーシス
・呼吸パターン：
努力性呼吸、呼吸補助筋の活動、胸郭の動き、奇異呼吸、冷汗、呼吸困難感、不穏状態
・全身状態：
意識、鎮静の程度、精神状態、電解質異常、体温（発熱）、貧血、体液の状態（過剰）
人工呼吸器（NPPV）のイラスト
ありがとうございました。
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