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医療安全の取り組み:指差し呼称は簡単で有効!
医療に人が関わっている以上、ミスは必ず起こるものですが、それを最小限にするために様々な工夫が行われています。
指差し呼称もその1つです。
対象物を見つめ、指を差し『よし!』と声を出すことで、意識レベルを上げて、誤操作を防ぐことを目的としています。
僕も、以前から当たり前のように行なっていました。
例えば、リハビリを終えて患者さんのもとを去る時に、経管チューブや酸素チューブが外れていないか、ミトンや抑制帯が外れていないか、ベッド柵が外れていないか等々、指を指して確認していました。
当初は声に出すことに恥ずかしい気持ちがありましたが、慣れてくるとそれをしないと物足りないような、妙な気持ちにもなりました。
何よりも患者さんが安心してる様子も見られたので、良い行いだとも思っています。
(もちろん嫌がる人もいるので、場合場合によって声の大きさや動作を小さくしたりもしますが・・)
◼️ PTとして特に重要な「呼び呼称」の場面
● 移乗介助
例:「○○さん、今から立ち上がりますよ。せーの、で行きましょう。」
→ 呼称と動作の予告がズレると転倒リスクが上がる。
● 歩行練習
例:「○○さん、歩き始めますね。準備はよろしいですか?」
→ 後ろから突然呼ぶのは禁忌。バランス喪失の原因に。
● 集団リハ 等
複数患者がいる場面は、呼称の統一が誤反応を防ぐ。
● 検査・処置への送迎
「△△(検査)へ行く□□さん」は絶対にダメ。
→ “どの患者が検査なのか”を誤る典型例。
◼️ 医療安全『よし!』のイラスト
指差し呼称のイラストを描いてみました。
医療安全の取り組みの中で使用してくださいね。




工事現場でも同様に使えます。


ありがとうございました。
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