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腹臥位を取りたくても取れない患者さんにピッタリなのは‥
パーキンソン病など体幹の屈曲傾向がある患者さんにとって、1日1回でも腹臥位姿勢をとることは、拘縮予防のためにも非常に重要です。
しかし実際に拘縮を起こしている患者さんは、腹臥位をとること自体が難しいと思います。
そういった方にぴったりなのが、座位、または立位で壁を使ったストレッチです。
立位で行うより座位で行う方が安定性に優れていますし、体幹自体の伸張も強度に行なうことができるため、
体幹をしっかり伸ばしたのであれば、座位で行うことをお勧めします。(股関節の伸展も同時に行いたいのであれば立位を選択してください。)
ストレッチの方法
【座位】
壁の正面に座位を設置し座ります。(距離はその患者に合わせて。壁から遠くなれば、強度が強くなります。)
両上肢を上げ、壁に手のひらを着きます。
そのまま、両手を上にスライドしながら、骨盤を前傾、体幹を伸ばします。(壁にお腹が近づけるように意識)
10〜30秒保持したら、ゆっくり元に戻ります。
これを繰り返します。
【立位】
壁の正面に立ちます。(距離はその患者に合わせて。壁から遠くなれば、強度が強くなります。)
両上肢を上げ、壁に手のひらを着きます。
そのまま、両手を上にスライドしながら、体幹を伸ばします。(壁にお腹が近づけるように意識。股関節の代償も仕方ありません。)
さらに伸ばします。
10〜30秒保持したら、ゆっくり元に戻ります。
これを繰り返します。
ありがとうございました。
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