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前鋸筋とは‥
前鋸筋は肩甲骨を胸郭に固定する筋肉です。
例えば腕立て伏せなどをする際に、
肩甲骨が胸郭に対して正しい位置に固定される必要があります。
そのとき僧帽筋とその拮抗筋である僧帽筋が同時に働くことで、
肩甲骨が固定されるのです。
では具体的に見ていきましょう。
前鋸筋は肋骨側面の中ほどからはじまり、肩甲骨の内側隆起前面に終わっています。
前鋸筋が収縮すれば、肩甲骨が前方向に引き出されます。
つまりは腕が前方に押し出されるかたちとなります。
手を前に伸ばすときに、必要になる作用です。
逆に肩甲骨を固定すると、前鋸筋の下部繊維は肋骨を挙上する作用をします。
肋骨を挙上して呼吸(吸気)を補助するのですね。
運動の方法
では、運動の方法を説明していきます。
まず、仰向けになります。
重りを持ち、肘を伸ばしたまま腕を天井方向に持ち上げます。(この位置がスタートポジション。錘の重さはす少なめから段階的に調節してください)
そこから天井に向かって、腕を伸ばします。
お肘は伸ばしたままなので、動くところは肩甲骨のみ。
肩甲骨外側縁を意識しながら、肩甲骨の動きを感じながら行いましょう。
※筋力が弱かったり、痛みが生じる場合は除重力位(側臥位)で行いましょう。
これは別記事で説明します。
ありがとうございました。
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