タンデム・ゲイト(継ぎ足歩行)について

タンデム・ゲイト(継ぎ足歩行)について

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タンデム・ゲイトとは

いわゆる「つぎ足歩行」のことです。

一本橋の上を歩くように、つま先と踵をくっつけて、バランスを崩さないように歩くというものです。

支持基底面が前後に細長くなりますので、左右方向に不安定となります。

その左右方向のバランス制御の訓練にもなります。

 

またタンデム・ゲイトは訓練だけでなく、評価としてもよく用いられます。

例えば、脊髄小脳変性症など、失調症状を来す疾患には、タンデムゲイトを行い、バランス能力の評価を行ないます。

定期的に行うことで、進行状況の把握ができます。

転倒のリスクに注意すれば、簡便に誰でもできますので、是非取り入れてみましょう。

ただ、自主トレとしてはやや難易度が高くなるので、気をつけて行ってくださいね。(例えば手すりの近くで行うとかの配慮が必要。)

 

運動の方法

立位となります。

まず1歩踏み出した後に、その足のつま先に踵が接触するように対側の足を前に踏み出します。

それを繰り返します。

 

完全にできない人もいると思います。

そうした方は、少しズレても気にせずやりましょう。

慣れてきたら少しずつ修正しても良いかと思います。

 

また飽きてきたら、ちょっと工夫をして、イメージを膨らませると面白くなります。

例えば、僕が臨床で使うのは、こんな感じです。

「ここはビルの最上階です。隣のビルにロープをかけました。下は地面まで50メートルあります。落っこちないよう、頑張ってやってみましょう」

なんて言おうものなら、一気に身体が硬くなります。

想像力豊かな方や子どもたちは、楽しくやれるのではないでしょうか。(まぁ人それぞれですが。)

 

ありがとうございました。

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