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人それぞれ怖いものは違います。
いわゆる「恐怖症」にも名前がついているものも多く、
例えば高いところが苦手な「高所恐怖症」、
狭いところが苦手な「閉所恐怖症」、
尖ったものが怖い「先端恐怖症」などもあります。
僕も上記に挙げたものは当てはまるのですが、
それらは多い少ないの差はあっても、誰もが持っているものかもしれません。
人間が生きていく上で必要な、原始的恐怖なのでしょう。
僕の場合も恐怖症がいくつかあるのですが、その中でも一番苦手なのはダム穴です。
ダムの排水のために設けられた穴なのですが、
ダムの水面に突如として開いた穴に吸い込まれるような感覚になり、恐怖に苛まれます。
一時期、「怖い、でも見たい」欲が高まって、ダム穴の画像を集めていたこともありました。
何のカテゴリーに分類されるかは分かりませんが、しいて言えば「渦巻恐怖症」かな。
ダム穴に関して話題が絶えないところをみると、それはそれで「ダム穴恐怖症」という1つのカテゴリーなのかもしれませんね。
また、小さいものが集まっているものも苦手と言えば苦手です。
「集合体恐怖症」というのでしょうか。
イクラは大好物の一つですが、よく見ると気持ち悪い。
目玉が一斉にこっちをジロッと見ているような気がしてしまうのは自分だけでしょうか。
閉所も苦手です。
よく洞穴を探検する夢を見ます。
徐々に穴が小さくなっていき、身体が入るか入らないかくらいになり、
結局前にも後ろにも進めず動けなくなったところで、恐怖で目が覚めます。
暗くて狭いところは、できれば行きたくないです。
で、ここからが本題です。
それらとはまた違う意味で僕が怖いと思っているのが、分譲住宅です。
全く同じ外観。
庭の木々まで同じ住宅が並んでいるのを見ると、
いたたまれなくなってその場から離れたくなります。
背筋もぞわぞわします。
マンションではそのようなことを感じないので、不思議でもあります。
この不気味さの正体はなんなんだろーと考えてはみるのですが、よくわかりません。
よーくよく考えてみると、多分同じものに押し込まれるという恐怖みたいなものがあるのだと思います。
同じような構成の家族が、同じようなライフスタイルで暮らしている。
幸せのかたちもなんとなくなく画一的に見えることに違和感を感じるのだとおもいます。
クローンに対する恐怖と通ずるものがあるでしょうか。
価値観が同一なものへの恐怖、多様性への否定、没個性みたいなものにも通じるのかなあとも思います。
僕は今賃貸マンションに暮らしていますが、
さっきも述べたようにマンションには同じことを感じることは少ないです。
マンションは画一的に見えて、そこに住んでいる人も、ライフスタイルも、
それほど画一的ではないという理由からなんでしょうか。
う〜む。よくわかりません。
もし同じように感じる方がいたらご連絡ください。
つまらない雑感に付き合っていただき、ありがとうございました。
追記:
これはあくまで、僕が感じたことを書いたまでで、
譲住宅に住んでいる人やその人のライフスタイルを否定しているものではありません。
誤解なきように。
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