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僕が働いている病院では、小児の発達障害のリハビリを行っています。
小児は大人と違って言うことも聞きませんし、発達のスピードも個々で少しずつ違うので評価が大変です。
そこで、一定の基準が必要になります。
その基準に照らし合わせて、
例えばなぜ寝返りがこの時期にできないのか、なぜ首が座っていないのか、なぜ歩けないのか…などなど評価することが必要です。
今回、職場で発達障害をチェックするための評価表を作成するとのことになりました。
正常発達の過程を時系列に表記して、そこから異常性の出現や正常要素の欠如、発達の異常・遅れを見つけ出すようにするためのものです。
僕も微力ながら、イラストのお手伝いをさせてもらっています。
まだ完成していませんが、とりあえず僕が描いたものを一部公開してみようかと思います。
何かご指摘があれば、修正したいと思っています。
よろしくお願いします。
【腹臥位からの流れ】
今回は腹臥位での発達のイラストです。
これは、新生児の腹臥位姿勢です。
呼吸を確保するため、頸部を一側に回旋しています。
生後3ヶ月になると、前腕で身体を支えられるようになります。(on elbowまたはpuppy positionという)
生後4〜5ヶ月になると腹部を支点に手と脚を持ち上げる、いわゆる飛行機活動(air plane activity)が盛んになります。
生後6ヶ月になると、腕立て腹臥位(on hands)ができるようになります。
寝返りができるのもこの時期ですね。
9〜10ヶ月には四つ這いができるようになり、また四つ這いでのリーチ運動もできるようになります。
そして、高這いや膝立ちできるようになります。
その後、立ち上がり~歩行に移行するんですね。
第2回に続きます。
ありがとうございました。
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