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前腕屈筋群とは?
前腕屈筋群は、さまざまな筋から構成されています。
比較的浅いところに存在する筋としては、橈骨手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋、浅指屈筋、円回内筋。
これらは上腕骨に付着しているのが特徴です。
また、深いところに存在しているのが、長母指屈筋、深指屈筋、方形回内筋です。
作用としては、手関節や指を曲げることです。
ものを掴んだり、握ったりする際に働いています。
一部ですが肘関節を曲げることにも関与しています。
テニスなどの手首を使う競技の後には、これらのストレッチ は欠かせません。
また、脳卒中など中枢性の病気を患うと、上肢の屈筋群の緊張が亢進しやすく、
いわゆるウェルニッケ・マンの姿位(前腕回内、肘屈曲、手屈曲、指屈曲位)となりやすいため、
そのときにも、このストレッチ が有効となりますね。
今回は、これらの筋群をまとめて一気にストレッチできる方法をご紹介します。
簡単にできますので、是非やってみてくださいね。
ストレッチの方法
では、やり方です。
伸ばしたい方の腕を回外位(手のひらを上)にし、
もう一方の手で指の辺りを手前に引っ張ります。
同時に伸ばしたい方の肘を伸ばすことで、前腕の筋肉を伸ばします。
母指球あたりを押し出すようにすると、更にストレッチをかけられます。
このイラストは右側の屈筋群ストレッチ。
このイラストは左側の屈筋群のストレッチ。
肘も同時に伸ばしていることから、肘の屈筋群のストレッチにもなっています。
肘を曲げて行うと、上腕骨に付着していない深層の筋群を単独で伸ばすことになります。
使い分けてくださいね。
このほか、壁を利用した方法もあります。
その場合は、壁の前に立って、上腕を回外し、手掌を壁につけます。
そして膝関節伸展、手関節伸展、手指伸展で行います。
屈筋群の起始部を、手指で圧迫すると、効果的に伸展できます。
ありがとうございました。
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ありがとうございました。