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最近、障害児・者への福祉政策に関して批判的なツイートが目につくようになってきました。
「全部、国に頼るのは甘えだ」と言うもの。
「働ける人は働け」と。
確かにそうです。
働ける人は働けばいいでしょう。
でもみんながそうできるわけではありません。
あなたは、たまたま障害を負わなかっただけです。
運が良かったから、健常者なんです。(運という言葉を使ったことで、障害者が不運というわけではないので、誤解のないように)
民主主義国家の福祉システムでは、(たまたま運のよかった)働ける人が働けない人を補償、サポートするようになっているのです。
この社会のシステムを知らない人が多すぎる気がします。
閉塞的な社会になって、自分が苦しいから、他の人が楽をしてるように見えてしまう。
障害を持っている人、さまざまな理由で生活保護を受けている人を妬ましく思ってしまう。
心に余裕がなくなってしまっているのです。
自己責任論が活発になったのもその流れの一つでしょう。
誰でも歳を取る、誰でも障害者になるということは紛れもない事実です。
明日あなたは障害を負った時に、それでも同じことが言えるのか、もう一度考えてみてください。
ベッドに横たわって、
「国に頼るのは甘えだ」と果たして言えますか?
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