〈スポンサーリンク〉
大腿筋膜張筋とは?
股関節と膝関節に作用する二関節筋で、臨床上重要な筋の一つです。
股関節の外側部、上前腸骨棘や大腿筋膜のあたりから始まり、
大腿の前外側を下降し、腸脛靭帯、脛骨の外側についています。
よって大腿筋膜張筋が収縮すれば、股関節を外転させたり、
膝関節を伸展させたりします。
また、大腿の外側面を覆っているため、股関節や膝関節の側方への安定性に寄与しています。
膝OAの方は、大概この筋肉が硬くなっています。
安定性を保とうとして、あえて硬くなっていることもあるので、
ストレッチをするときは注意が必要です。
ストレッチの方法
伸ばしたい方の脚を壁に向けて、立位となります。
手を壁につけて、身体を安定させます。
次に伸ばしたい方の脚を半歩引き、内側に動かします。
爪先は外に向けます。(つまりは股関節を伸展、内転、外旋位となります)
体幹は反対側に側屈させます。
大腿の外側が伸ばされていることを確認しながら、じわ~っと伸ばします。
ストレッチの注意点
先ほども述べましたが、この筋肉をストレッチし過ぎると、
かえって膝の安定性を阻害することになるかもしれません。
痛みを軽減させるために、必要な場合もあるでしょうが、
安易に行うことはさせた方がいいでしょう。
〈スポンサーリンク〉