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バランスには足指の働きが大切
立位でバランスを保つ際に、足趾の役割は重要です。
足部で体重のかかり具合を感じ取る感覚受容器の役割がありますし、
もし足趾に体重がかかりすぎているようであれば、
足趾を屈曲させて重心の位置を調節するという、効果器としての役割もあります。
足趾の筋力がバランス能力に影響があるという報告(研究)も多数ありますね。
運動の方法
前方のバランス能力には足趾指の役割が大きいと言われています。
今回ご紹介する運動は、重心の前方移動を通じて、足趾の活性化を図ります。
では、やり方です。
背筋を伸ばして、立位となります。
身体を前傾して、体重ををつま先に移します。
その状態で5秒程度保持して、元に戻します。
これを5~10回繰り返します。
スキーのジャンプを意識すれば、理解がしやすいかもしれませんね。
足趾の屈筋をしっかり働かせて、踏ん張ることが大切です。
高齢者の足趾はそもそも浮き上がってしまって’(浮き指という)、
バランスに関与していないことが多くありますので、
この運動は足趾の動きを再び取り戻すのにも有用です。
バランスが悪く、自主トレできない方は‥
この運動は高度なバランスを必要とするため、必ずしも安全とはいえません。
安全に行うためには、手すりや机を軽く支持するのも一案です。
もしそれでも難しいのであれば、
座って行う足趾の運動から行うことをお勧めします。
以前ご紹介したタオルギャザーは安全に行える運動です。(詳しくは→こちら)
また、足指でジャンケンをしたりするのも、良いと思います。
簡単そうで、意外にできないものですよ。
おまけ
ここまでくれば、やりすぎです。
体重心が基底面からすでに外れているので、本来なら立っていられません。
イラストの世界だからこそできることです。
マイケル・ジャクソンの45度前傾ダンスを思い出しますが、
実は特別設計の靴を使ったからくりだと後で明らかになっています。
現実ではむりなことですね。(知らない方が夢がありますけど)
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