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車椅子の下肢駆動について
今回は、車椅子駆動練習のイラストです。
自主トレプログラムは数あれど、
ベッドから離れて、車椅子上でできるものは貴重です。
車椅子に座っているだけでも、体幹機能の向上につながりますし、
精神面にも良い影響があります。
自分で動かした分、前に進めるという効果が明確だからこそ、
モチベーションも上がりますよね。
自らの足で交互運動することで、歩行につなげることもできます。
ペダリングと歩行で使う筋力は全く同じではありませんが、共通する部分も多くあります。
車椅子駆動のやり方(イラスト)
車椅子には、深く腰掛けます。
出来るだけ、ずっこけ座りにならないように気をつけます。
両下肢で駆動の場合、両足を交互に動かして、歩くように前方に移動します。
この場合、いかに上体の前傾姿勢を作れるかが重要です。
つまり体幹機能が大切ということです。
背もたれにもたれかかって下肢駆動することもできますが、
その場合は、骨盤が後傾位となりやすく、更にズッコケ姿勢になりやすいということになります。
下手をすると、ずっこけて車椅子から滑り落ちるなんてことも起こるかもしれません。
坐骨が滑らない形状のクッション(座骨ブロックのあるもの)を使ったり、
前方にテーブルをつけて、安全に前傾姿勢を作るのもアリかもしれません。
片麻痺の方は、麻痺の程度にもよりますが、
可能であれば下肢の交互運動を行いましょう。
難しい場合は片手片足駆動で行いましょう。
まずは移動手段を獲得することの方が大切ですからね~。
ありがとうございました。
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