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うちの病院では年に1回の「病院祭」なるイベントがあり、
その中でリハビリテーション科も「体力測定コーナー」等で協力をしています。
来場者の体力測定を行い、その結果を分析し、ロコモ予防につなげていくのです。
今回は「柔軟性」測定についての説明と、そのイラストをご紹介します。
柔軟性の評価〜前屈について
一般的な前屈は立位で行いますが、最近は座って測る方法が用いられています。
膝が曲がってしまうという代償が生じたり、
また高齢者は転倒というリスクも伴いますからね。
前屈評価の方法
まず足を伸ばして座り、いわゆる長座位をとります。
この時、背中を壁にピッタリとつけるように気をつけます。
そしてゆっくりと手を前方に滑らせていき、
どのくらい前に伸ばせたかを測ります。
膝が曲がらないように、注意が必要ですね。
体前屈の年代別平均値
20〜24歳の男性の平均値は45.7cm、同年代女性で47.68cm。
40〜44歳の男性で、41.2cm、同年代女性では43.3cm。
60〜64歳の男性で37.9cm、同年代女性では41.68cmです。
70〜74歳の男性では36.03cm、同年代女性は39.77cmです。
やっぱり女性の方が柔らかいですね。
年齢のピークは二十歳前に来てしまうみたいです。
後は硬くなる一方😩。
前屈のイラスト
今回は立位と長坐位のイラストを載せておきますね。
是非、ご活用くださいませ。
まずは「立位」のイラストから。
次に「長坐位」のイラストをご紹介します。
「な~んだ。立位のイラストを90度動かしただけじゃないか」
という声が聞こえてきそうですね。
でも違うんですよ。よく見てください。
ちょっとした首の角度など、ちゃんと考えて変えているんですよ。
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