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だいぶ前になりますが、
日経新聞で大きく以下のような記事が載ったことがありあます。
「病院などで患者のリハビリを担う国家資格「理学療法士」と「作業療法士」について、厚生労働省は大学・専門学校での養成課程を見直す。医師や看護師と連携する「チーム医療」や高齢化の進展による在宅医療の増加に対応するのが狙い。コンピューター断層撮影装置(CT)画像の見方やたんの吸引を必修とする。2020年春の入学生から適用する。」
これらのニュースを聞いて、まず思ったのは、
「遅すぎる…」ってことでした。
社会の変化に対して、現場のスタッフは既に対応してたからです。
他職種で一緒に働くチーム医療は当たり前だし、
CT画像がある程度読めなくては、仕事になりません。
外部の勉強会に行ったスタッフが職場で伝達講習会を行って、
全体の底上げを図ったりしています。
吸引に関しては、当院でも職場で独自のカリキュラムを組んで、
机上の講義、人形を使った講習会、実技テスト、臨床での実施テストを行い、
合格者に院長から認定証をもらうというカタチを取っています。
もちろん改定には「何を今更」感が無いわけではなく、
ちょっと皮肉を言いたくもなりますが、
改定自体は悪い話ではないと思います。
どんなに「遅くても」、時代に合わせるべく動いていくものでしょう。
ただ同時に言われている、臨床実習指導者の講習制度っていうのは、
果たしていいのか、心配です。
今担当している実習指導者が全員受講するのか、甚だ疑問です。
下手すれば実習施設がなくなりゃあしませんかね〜。
それでなくとも新設校は実習先がなくて困っているのにね。
文字通り、老婆心ながら、そんなことを思ったりもします。
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