膝歩き練習

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今回は「膝歩き」運動です。

リハビリスタッフ以外の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、

ALのイラスト歩きは、脳卒中片麻痺の方の運動療法として一般に用いられています。

 

膝歩きの効果

普通に歩くと制御する関節が、足関節、膝関節、股関節と3つの関節を同時に制御しなければなりませんが、

膝歩きは、制御する関節が股関節のみとなるので、それだけ簡単に行えます。

股関節伸展筋(大殿筋など)の機能を集中的に高めたいときにも有用です。

ある文献では、

「膝歩き動作は側方への重心移動増大によるバランスの保持や前方への推進力を生みだすための体幹や骨盤の周囲筋群による代償が必要であり、健常者における膝歩きは脳卒中片麻痺患者においても近位の歩行関連筋群の利用を高める方法として効果が期待される」

なんて記されています。(片麻痺患者における膝歩き動作の運動特性より)

 

早く言えば、効果ありです。

ではやってみましょう。

 

運動の方法

まず、「膝立ち」となります。

右ひざを前に出します。

さらに左足を出します。

これを交互に繰り返します。

 

運動時の注意点

膝を屈曲して座り込むケースや、

逆に前方につんのめるように転倒するケースもみられます。

短い杖や台を支持して行うと、安全に行えます。

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

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