職場に「ブリッジ運動」ばかりやってるスタッフはいませんか?
中枢疾患でもブリッジ運動、整形疾患でも、ブリッジ運動。
困ったら、とりあえずブリッジって人。
実はそういう僕も、その一人です(笑)。
でも、この運動は本当にいい運動だと思います。
大殿筋やハムストリングス等身体の後面の筋を広範囲に鍛えられますし、
分離運動にもなるため、中枢の患者さんにも有効な運動です。
しっかり臀部の挙上ができれば、
「端座位も保持できるのでは‥」と予測を立てる指標にもなります。
また、寝たきりの患者さんなどはオムツを取り換える際にこれができると、
介助者が楽になるという即物的な効果もあります。
いいこと尽くしですね。
ブリッジ運動とは
ブリッジとは2点もしくは身体部位が支持面に接し、その間の身体部分を下から持ち上げてアーチをする運動のことを指します。
では、やり方です。
仰向けになって、両膝を立てます。
そこから臀部を挙上させます。
5~10秒保持し、ゆっくり下ろします。
セラピストと共に運動するブリッジ運動
臀筋とハムストリングスの活動を強調したい時は、セラピストやパートナーと一緒に行う方法をやってみてください。
セラピストは患者の膝を頭上の方向に押し、患者はセラピストの手を押し返すように運動を行います。
ブリッジ運動の応用編(ブリッジから片足を挙上)
また臀部を挙上したまま、片足を挙上させるとテンタクル運動(抹消が空間で自由に移動できる状態)となり、
腹部など身体前面の筋を同時に収縮させることになり、
治療効果を高めることができます。(特に中枢の治療に有効ですね)
この他、膝の角度を変化させることで効果を変えるってこともできますが、
それままた今度お伝えしたいと思います。(セラピストなら知ってることですけど‥)
ありがとうございました。
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