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重症心身障害児の理学療法の勉強会資料
これまでに5回に渡って、重症心身障害児の理学療法について解説してきました。
0. 概要〜プロローグ(→こちら)
1. 運動発達の促通(→こちら)
2. 姿勢管理:ポジショニング(→こちら)
3. 姿勢管理:シーティング(→こちら)
4. 関節可動域訓練(→こちら)
今回はその第5弾、呼吸・排痰訓練について取り上げました。
最後にこの6回の講義の締めくくり、エピローグも載せておきますね。
資料その5 呼吸・排痰訓練
はじまり〜、はじまり〜。
重症児の呼吸障害の要因は大きく中枢性と末梢性に分けられます。末梢の問題としては、換気の障害とガス交換障害があります。
理学療法の関わるのは「換気」にアプローチします。
換気障害が「閉塞性」「拘束性」「混合性」に分類できます。
「閉塞性」障害とは気道が狭くなって息が吐きにくくなった状態です。
「拘束性」障害とは、肺の広がりが困難になった状態のことです。
ここから肺の理学療法について述べていきます。
まずは上気道の確保について。これは頭部の断面図です。
舌根沈下や下顎の後退より上気道が閉塞します。対策は次の通りです。
徒手的な呼吸介助など。
ポジショニングは地味ですが、日常の姿勢を考えることはとっても大切。
楽に呼吸するためには、リラックスすることが大切。特に重症児の場合は。
エピローグ(この6回の講義の終わりに)
この重症心身障害児の理学療法の講義をしてきました。
最後にまとめです。
最初の問いに戻ります。
理学療法士として関われるのは次の5つ。
これで本当に終わりです。
ありがとうございました。
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