高次脳機能障害者として、障害者手帳と障害年金の受給を考えた

高次脳機能障害者として、障害者手帳と障害年金の受給を考えた

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高次脳機能障害患者になって、手帳の取得、年金の受給が可能か考えた

病気によって障害を受けた者にとって、障害者手帳や障害年金を受給するか否かという問題で悩むことがあると思います。

実際、“受給すると自分が障害者と認めることになる“と言って受給を拒否される人も多くいます。

僕も退院の時に、障害者手帳や障害年金の話を担当医師とMSWに相談したことがあります。

手帳があれば就労の機会も増えるでしょうし、年金を早期から貰えることになれば、生活の足しになります。

 

で、結果というと、手帳も年金も難しいと言われました。

僕は著しい身体の麻痺はないし、主な障害は失語高次脳機能障害です。

それだと、障害年金のカテゴリーは「精神障害者年金」になります。

その規準に合わせてみても、それでも受給条件には当てはまらないとのことでした。

ちなみに、日本年金機構 障害年金認定基準は以下の通りです。

 

障害年金の認定基準とは

障害の程度

障害の状態

1

高度の認知障害、高度の人格変化、その他の高度の精神神経症状が著明なため常時の援助が必要なもの

2

高度の認知障害、高度の人格変化、その他の高度の精神神経症状が著明なため常時の援助が必要なもの

3

認知障害、人格変化は著しくないが、その他の精神神経症状があり、労働が制限を受けるもの

認知障害のため、労働が著しい制限を受けるもの

出典:「日本年金機構 障害年金認定基準」より

僕の場合、失語もありコミュニケーションに問題があるけれど、意思の疎通はある程度できる。

日常生活は無理なく送れているけれど、就労にはやや問題がありました。

元の職場で以前と同じように働くことは難しい。

しかし「労働が著しく制限を受ける」レベルかというと、そうではありません。

労働を選べば、可能と言えます。

そういう場合は、やはり障害年金は取得できないようです。

ある意味、制度の隙間(狭間?)にあると言えるのでしょう。

でも僕と同じような立場の人は、世の中に大勢いるのだと思います。

そのような方はどのような対応をしているのでしょうか。

それが仕方ないことと諦めて、自分にできる仕事を探していくしかないのでしょうか。

障害の種類や程度によってかなりバリエーションがありそうですが、みなさんがどうしているか事例を教えていただけると幸いです。

 

ありがとうございました。

 

追記:以前に僕が片耳難聴になった時にも手帳の取得を考えたことがあります。難聴では、両耳でなければ取得は困難とのことでした。(記事は→こちら

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