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作業療法における七夕短冊作り
7月7日は七夕です。(8月に行う地域もありますが)
リハビリテーションで、患者さんが七夕の短冊作りをすることが多いと思います。
リハビリの観点でも、短冊作りは身体的、心理的にもいくつかの効果をもたらします。
以下にいくつかの効果を挙げてみますね。
・上肢、手指の機能練習効果
短冊を作るためには、上肢の運動、手指の巧緻性が求められます。ハサミを使って紙を切ったり、穴を開けたり、糸を通して結んだり、字を書いたり‥かなり複雑な工程があります。
・認知機能の向上
先に述べたように、短冊作りは様々な工程があり、それを順序立てて行うことは、認知機能の向上に役立ちます。(それは短冊作りだけなく、どの作業でも共通することかもしれませんが。)
また、願いごとを考えて短冊に書くという作業は、集中力や注意力、創造力を養います。
・心理面の向上、意欲の向上
短冊に『歩けるようになりますように』『退院できますように』など自分の願いや目標を書かれる方が多いですが、患者さんにとって目標や願望を持つことは非常に重要です。そのことで、患者さんは自分自身の目標に向かって努力できるようになります。
また短冊作りは数人で同時に行うこともできるので、コミュニケーションの促進につながります。出来上がった短冊を患者同士で見合うことで勇気づけられることもあるでしょう。
七夕の短冊作りのイラスト
ちなみに、僕が今住んでいるところは、8月7日が七夕です。7月に飾り付が始まり、8月まで続きます。
ありがとうございました。
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