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手術をして痛みが取れたからといって、何を してもして良いというわけではありません。
膝を曲げすぎたり、捻ったり、また衝撃を与えるなど、 ‘
膝関節に負担をかけることは人工関節に緩みを生じさせたり、脱臼を生じさせたりする危険があります。
そうした禁忌肢位は出来るだけ避ける必要があります。
人工関節が20年以上使用できるようになったと言っても、
あまり乱暴に扱ったりすると、再手術を受けなくてはいけない…なんてことになるかもしれませんからね。
禁忌的な肢位
膝を捻るような外力が加わることは避けなくてはいけません。
あぐら座位、とんび座り、横坐りは膝を外旋、内旋させることになるためおすすめできません。
❌あぐら座位
❌トンビ座り
❌横座り
また深い屈曲角度になる姿勢も禁忌です。
正座や低い椅子に座ることは可動域の限界を超えてしまう可能性があります。
❌正座
❌過剰な膝の屈曲
昔は最大でも120度が限界で、リハビリでもその辺りを目標としていました。
しかし最近のインプラントでは正座ができるほど深屈曲できるものもあると聞いています。
構造的には可能らしいですね。
でも残念ながら僕は担当したことがありませんので、コメントできません。
僕が以前に働いていた施設では、140度くらいまで角度を獲得できた人はいたように思います。
このほか、ジャンプや急な方向転換は避けた方が良いでしょう。インプラントや靭帯への過度な負担になります。
重い荷物を持って長時間歩いたり、階段昇降をすることも避けた方が良いでしょう。膝に大きな負担がかかるからです。
そのような意味では、体重管理が非常に重要ですね。
人工膝関節の今後
人工関節のリハビリは、インプラントや手術方法の進化によって大きく変化するものです。
それによって、リハビリのあり方も大きく変化するでしょう。
リハビリが要らなくなることはないにしても、期間が著しく短縮されるのは確実でしょうね。
ありがとうございました。
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