〈スポンサーリンク〉
タオルギャザーとは?
今回は「タオルギャザー」という運動です。
リハビリの場面でよくみられる運動の1つですね。
様々な目的で行われる運動ですが、
下肢の骨折で、荷重できない時期に、
足底感覚の改善目的で用いられることが多いです。
足趾の筋力強化や足底全体の協調した運動の獲得目的でも、
多用されています。
運動の方法
では、やってみましょう。
椅子に少し浅く座ります。
床にタオルを広げます。
踵を支点にして、足趾でタオルを手繰り寄せます。
横から見ると、こうなります。
その一連の運動を繰り返します。
簡単にできる場合は、重りをのせて負荷を調節します。
タオルギャザーの評価はさまざま
タオルギャザーは長趾屈筋や長母趾屈筋などが鍛えられるため、
偏平足改善にもなるという意見もありますが、
僕にはよくわかりません。
調べてみると、否定的な論文も結構あるみたいですね。
いずれにしても、足趾間の開排をしっかり行うことや、
屈曲時は内在筋を意識させて、しっかり屈曲させることが大切です。
また、やめた方がいい場合もあります。
外反母趾の方です。
外反母趾の場合、母足趾を屈曲する筋肉の走行が更に外側に変位するため、
母指を動かすことで、外反母趾を増悪させてしまう可能性があります。
タオルギャザーはわかりやすく良い運動だと思いますが、
安易な選択はやめた方が良さそうですね。(適応をしっかり考えましょう)
ありがとうございました。
〈スポンサーリンク〉