〈スポンサーリンク〉
タオルギャザーとは?
今回は「タオルギャザー」という運動です。
リハビリの場面でよくみられる運動の1つですね。
様々な目的で行われる運動ですが、下肢の骨折で、荷重できない時期に、足底感覚の改善目的で用いられることが多いです。
足趾の筋力強化や足底全体の協調した運動の獲得目的でも、多用されています。
「筋トレ」というより足部機能の再教育・土台作りという位置づけがしっくりきますね。
◼️ 適応(どんな人に向くか)
ではどんな人に多く適応になるのでしょうか。以下に挙げてみます。
◎ 適応が考えやすいケース
- 脳卒中後・神経疾患後の足趾把持力低下
- 長期臥床後・高齢者の足内在筋の廃用
- 扁平足・開張足などアーチ機能低下
- 足部感覚低下(軽度)
- 歩行時に蹴り出しが弱い/不安定
- 立位・歩行練習の前段階としての足部準備運動
△ 慎重に考えるケース
- 強い痙縮で不随意な把持が優位
- 重度の関節拘縮や疼痛がある場合
- 認知面・高次脳機能障害で課題理解が難しい場合
◼️ 運動の方法
では、やってみましょう。
椅子に少し浅く座ります。
床にタオルを広げます。
踵を支点にして、足趾でタオルを手繰り寄せます。
横から見ると、こうなります。


その一連の運動を繰り返します。
簡単にできる場合は、重りをのせて負荷を調節します。

◼️ 現場でのちょっとした工夫
- タオルの厚みを変えて負荷調整
- 片足ずつ実施して左右差を評価
- 「指でタオルをつかんで離す」と声かけ
- 最初は途中まで寄せられればOK
◼️ タオルギャザーの評価はさまざま
タオルギャザーは長趾屈筋や長母趾屈筋などが鍛えられるため、
偏平足改善にもなるという意見もありますが、
僕にはよくわかりません。
調べてみると、否定的な論文も結構あるみたいですね。
いずれにしても、足趾間の開排をしっかり行うことや、
屈曲時は内在筋を意識させて、しっかり屈曲させることが大切です。
また、やめた方がいい場合もあります。
外反母趾の方です。
外反母趾の場合、母足趾を屈曲する筋肉の走行が更に外側に変位するため、
母指を動かすことで、外反母趾を増悪させてしまう可能性があります。
タオルギャザーはわかりやすく良い運動だと思いますが、
安易な選択はやめた方が良さそうですね。(適応をしっかり考えましょう)
ありがとうございました。
〈スポンサーリンク〉
